個性的なまちづくりを進めることが地域振興の重要な戦略となってきている。そのため、これまでの中央主導型の全国画一的な地域・都市づくりから脱皮して、それぞれの地域・都市の歴史と個性を生かしたまちづくりが模索され、各地でさまざまな工夫が実践されている。本書では、金沢、石川および北陸エリアを対象として、専門的にさまざまな側面において関わっている執筆者が共同、分担して多彩な事例を紹介し、それを通じてまちづくりの課題、理念、方法、および今後の新しい方向性を示し、各地の取組みの参考となるものを提示しようとするものである。