価格: | ¥1068 |
著者: | 野間 宏/立松 和平 |
出版社: | 社会思想社 |
発行年月: | 1991年12月 |
ISBN: | 9784390114158 |
種類: | 文庫 (現代教養文庫 1415) |
在庫状況: | |
デビュー作『暗い絵』から『青年の環』、『生々死々』まで、常に時代と向き合い「全体小説」を追求しつづけた作家野間宏は、1970年代以降、壮絶な挑戦を開始する。日本の文学者としてはじめての生命操作、環境破壊への取り組みである。侵略と専制の時代の生と死をわかつ「地の穴」と、オゾン・ホールに象徴される「天の穴」とを、現代世界に通底する「生命」の問題として見据えるべく歩きつづけ、みずからをテキストとする「対話」をもって実践したのである。