価格:¥491
著者:鳴山草平
出版社:春陽堂書店
発行年月:1987年11月01日頃
ISBN:9784394115014
種類:文庫 (春陽文庫)
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寛永3年(1626)、除夜の鐘が鳴り出そうとする大晦の深夜のこと、江戸木挽町の柳生但馬守邸の塀を飛鳥にも似た影を躍らせて飛び越えた者があった。曲者!?夜盗の類かと誰何する又十郎宗冬に、笑い声とともに答えたのは兄の十兵衛三厳であった。「これを契機に大転換を試み、新行動を起こすことにする!まず、新年事始めに相州江ノ島に渡り竜神と術を競い、これを打ち敗ってのち京の鞍馬にて、天狗と術を比べるぞ!」柳生家1万石の枠内におさまってはいないとの決意を宣言する十兵衛であった。旅に出て最初の同行者となったのは、西国生まれの鞆絵と称する謎の女であった。-柳生十兵衛三厳、世に名のある武術者、勇士豪傑をたずねての痛快“西国旅日記”。
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