価格: | ¥785 |
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著者: | 颯手達治 |
出版社: | 春陽堂書店 |
発行年月: | 1998年07月 |
ISBN: | 9784394124184 |
種類: | 文庫 (春陽文庫) |
在庫状況: |
京は三条大橋のうえで京都所司代用人種部孫右衛門が二人の刺客の手で斬られた。そのようすをみていた男は鳴戸の与次郎であった。与次郎は茶屋『左文字』の仲居お杉をとおして御所の絵図面の入手をはかっていた。そんな与次郎が御所に忍びこんだのをみていた風来坊ざむらいは蛤竜馬であった!所司代をつとめるのは越前鯖江五万石間部下総守であったが、何やら不穏の気配が間部家をめぐって立ち上るのを竜馬は悟っていた!竜馬と与次郎を襲ったのは黒手組と山岡頭巾で面を包んだ侍であった。怪しの侍は所司代の高木直之進と名のった。竜馬をねらう直之進の真意は!?京を発って大津から草津の宿へとさしかかった竜馬と与次郎を待つものは!?物語は深まるナゾを追って事件の核心へ。