価格: | ¥1078 |
著者: | 五木寛之/立松和平 |
出版社: | 祥伝社 |
発行年月: | 2018年10月31日頃 |
ISBN: | 9784396115548 |
種類: | 新書 |
在庫状況: | 在庫あり |
『親鸞と道元』の内容は、長い長い立松和平さんとの縁のなかから、自然に浮かびあがってきた主題である。この一冊のなかでふれているように、親鸞と道元の立場は大きくちがう。それにもかかわらず、宗教の根本精神において両者は火花を散らせてスパークする一瞬がある。それは究極の救いと悟りを、人間と宇宙の深い闇を照らす光として直感している点である。親鸞は「無碍光」という。道元は「一顆明珠」という。両者はそこに全宇宙と自己とが無限の光にみたされる瞬間を思い描くのだ。この連続対談は、エンドレスな語りを想定してはじまり、立松和平さんの死とともに終った。