価格: | ¥924 |
---|---|
著者: | 適菜 収 |
出版社: | 祥伝社 |
発行年月: | 2022年04月26日頃 |
ISBN: | 9784396116569 |
種類: | 新書 (祥伝社新書) |
在庫状況: | 在庫あり |
近代の大衆が生み出したイデオロギーが、「全体主義」である。困難と義務を放棄した“できそこないの個人”が全体主義社会を望むのだ。20世紀のナチスやソ連、現代では中国などが全体主義国家として挙げられるが、むしろ日本の症状のほうが深刻だと著者は警鐘を鳴らす。「自己欺瞞」によって近代を受け入れた日本には、全体主義に対峙すべき「保守」が根付かなかった。そこへ、合理性と効率性を追求するグローバリズムと社会の分断を煽る新しいテクノロジーが浸透し、人間性の抹殺が日々進んでいる、と。我々に残された対抗手段はあるのか?ニッポンを蝕む全体主義の正体を暴く。