価格: | ¥768 |
著者: | 斎藤栄 |
出版社: | 祥伝社 |
発行年月: | 1987年05月 |
ISBN: | 9784396202330 |
種類: | 新書 (ノン・ノベル) |
在庫状況: | |
「家出をした弟の正史が、金閣寺に放火をし、その後で自殺をしようとしているらしい」と、夏木梨香は、親友の溝口麻緒子から打ち明けられた。三島由紀夫の思想に影響を受けた過激集団〈血盟団〉の一員でもある正史は、放火に加えて殺人をも犯そうとしているという。いったい彼は誰を狙っているのか?梨香から相談を受けた姉の香奈は、密かに思いを寄せている警察庁の小早川警視正に助けを求め、事件を未然に防ぐため京都へ向かった。そんな折、市内で、商事会社副社長の惨殺死体が発見された。果たしてこれは正史の犯行なのか?一方、必死の捜査を行なう小早川を尻目に〈血盟団〉によって金閣寺焼亡の準備は着々と進められ、やがて第2、第3の殺人が…。大人気の小早川警視正シリーズ第2弾!