日本初、海上保安庁の女艇長-二等海上保安正に任命された、こんがり美人の沖田澪子（２６）。海を愛する横浜ッ娘が、海の猛者９人を従えて、横須賀海上保安部の巡視艇「しほかぜ」の舵を取る。密輸、密出入国、船上麻薬パーティーの摘発や、過激テロ、殺人事件の捜査など激化する東京湾の犯罪潰滅に青春を賭けた。海上勤務３０年の水村次長の指導のもと、ボーイフレンドのカメラマン山田一彦の協力を得て、泣く子も黙る警視庁をも驚かす大活躍…。大ベストセラー『夢みる婦警』シリーズを生んだ著者が、綿密な取材と斬新なアイデアで描く、本邦初の海上保安官ミステリー華やかに誕生。