価格: | ¥1078 |
著者: | 荒堀広 |
出版社: | 新日本出版社 |
発行年月: | 1987年12月01日頃 |
ISBN: | 9784406015820 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
1987年11月20日に全民労連が結成された。全民労連が支配者の利益をまもる立場か、国民の利益をまもる立場か、それは結成レセプションに、多くの財界、政府代表が招待され参加していることをみれば明白である。全民労連の幹部たちは、かつてはアメリカのメーデーに大統領が参加していることを批判していたこともあった。いまは、天皇陛下万歳まで叫ぶ。一方、統一労組懇は中央をはじめ全国各地で決起集会を開き、右翼再編に反対し、労働者と国民の利益をまもる階級的ナショナルセンター確立についての盛り上がる大きな決意を示した。国労などを中心としたあらたな左派結集もすすみはじめている。日本の労働組合運動は、まさに激動の時期に直面しているといえよう。階級的ナショナルセンターの確立、それはわが国の大衆運動の弱点を解決する歴史的な課題である。