価格: | ¥990 |
著者: | 大塚英志 |
出版社: | 筑摩書房 |
発行年月: | 2004年09月08日頃 |
ISBN: | 9784480088765 |
種類: | 文庫 (ちくま学芸文庫) |
在庫状況: | |
江藤淳を、優れた文芸批評家であると同時に、優れた文明批評家であると見ていた著者による江藤淳論。第一章では、戦後日本の「なんとなさ」に根ざすサブカルチャー文学と対峙し、厳密に選別を行っていた江藤淳の姿を、作品を通して分析する。第二章では、「来歴否認」をキーワードに、三島由紀夫、村上龍、村上春樹等の作家たちの作品と生き方が、さらには、サブカルチャーとして生き続ける著者自身の困難さが語られる。