価格: | ¥1540 |
著者: | ミシェル・フーコー/小林康夫 |
出版社: | 筑摩書房 |
発行年月: | 2006年09月 |
ISBN: | 9784480089953 |
種類: | 文庫 (ちくま学芸文庫) |
在庫状況: | 在庫あり |
「性こそが、人間の深遠な真理を読み取れる特別な場所である」と見なされるようになったのは、どのようにしてか。長い空白期間を挟みつつ、死を目前に3巻まで刊行された『性の歴史』。この長大な仕事を通してフーコーは、私秘的な領域への権力介入を分析し、欲望的主体の系譜を遡って“生の技法”を浮かび上がらせるに至る。第5巻「性・真理」は、未刊行の巻も含めた『性の歴史』への序文、真理をめぐる駆け引きに覆い隠されてしまった“自分自身への配慮”を探る論考「自己への技法」などを収録し、フーコーの後期問題系への展開を通覧する。