価格: | ¥1430 |
著者: | 赤坂憲雄 |
出版社: | 筑摩書房 |
発行年月: | 2013年07月10日頃 |
ISBN: | 9784480095466 |
種類: | 文庫 (ちくま学芸文庫) |
在庫状況: | 在庫あり |
日本民俗学の祖、柳田国男。しかし、稲作・常民・祖霊に代表される「一国民俗学」は、果たして柳田の真の到達点なのだろうか。そこに至る道のりの中にこそ、未来へと向かう思想の豊かさがあるのではないか。かつて『柳田国男の読み方』で著者は、固定的な従来の解釈を退け、丹念にテクストを掘り進めることによって、柳田の思想の射程と深度に迫る清新な読みを提起した。それから20年近く。繰り返し柳田のテクストに立ち戻り、その本質を問い続けてきた結晶が本書である。『柳田国男の読み方』に加え、著者最初期から現在までの代表的論考4編を収録、柳田思想の可能性を現代に問う。