価格: | ¥1430 |
著者: | 瀧井 一博 |
出版社: | 筑摩書房 |
発行年月: | 2023年03月13日頃 |
ISBN: | 9784480511744 |
種類: | 文庫 (ちくま学芸文庫 ター59-1) |
在庫状況: | 在庫あり |
日本人は、西洋から何をいかに学んで明治立憲体制をつくったのだろうか。憲法制定のルーツを明治初めの岩倉使節団にまで遡り、不平等条約改正に向けた諸国調査を原点としていた明治国家形成の動きが、やがて「徹頭徹尾日本的」な立憲君主制への道に転じていく過程を、木戸孝允、大久保利通、伊藤博文、山県有朋らの西洋体験を通して描き出していく。日本型立憲国家誕生のドラマとしてのみならず、西洋文明受容をめぐる思想史としても高く評価された角川財団学芸賞・大佛次郎論壇賞ダブル受賞作に、大久保利通論、伊藤博文論を増補した待望の完全版。