価格: | ¥2750 |
著者: | アダム・ベッカー/吉田 三知世 |
出版社: | 筑摩書房 |
発行年月: | 2021年09月02日頃 |
ISBN: | 9784480860927 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | 在庫あり |
20世紀初頭に発見された量子力学は、世界の見方を根幹から変えた。ではそれはどんな世界なのか?その意味をめぐる議論は、「コペンハーゲン解釈」をもって正統とされる。しかしその解釈にはいくつもの問題がある。最大の謎は、世界を構成する基本物質、原子も電子も素粒子も「実在しない」という主張だ。アインシュタインはこれに猛然と異を唱え、ボーアと激しい論争を繰り広げた。曖昧な決着のまま、長らくこの問題は問うことすらタブーとされてきた。しかしいま、実在をめぐる論争は、物理学のみならず、哲学者、数学者、天文学者など各界の名だたる頭脳を巻き込んで、熱く燃えている。大いなる問い「実在とは何か」をめぐる熱い論争の100年をたどる知的エンターテインメント。