価格: | ¥5280 |
著者: | 山下昇(地質学) |
出版社: | 東海大学出版部 |
発行年月: | 1995年03月 |
ISBN: | 9784486013235 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
本書はまず、日本地質の開拓者ナウマンがフォッサマグナの位置をどのように定義したかを、彼の文章に即して解明する。次に西縁の糸魚川ー静岡構造線の実態を、断層露頭のほか近隣の地形や景観をまじえながら、北から南へたどる。また、東縁の直江津ー平塚線という構造線は実在しないのだ、と、ナウマン説の欠陥をえぐり出す。その上で、古期「フォッサマグナ以前」、中期「フォッサマグナの変容」に分けて、フォッサマグナの実態を紹介する。