日本経済新聞社では１９８２年から毎年一回、「日経優秀製品・サービス賞」の選考・表彰を続けてきた。日本経済新聞、日経産業新聞、日経流通新聞、日経金融新聞、ザ・ニッケイ・ウイークリーの五紙に掲載される年間二万点近くにも及ぶ新製品の中から、それぞれの年を代表する優秀な製品・サービスを選んで表彰し、国内産業界の発展の一助にしたいという願いから始めた賞である。本書は「９８年日経優秀製品・サービス賞」を受賞した五十三品目について、それぞれの製品がどのような発想や創意工夫によって生まれ、その結果が市場で消費者にどのように受け入れられたかを分析・検証した本である。