本書は、伊藤塾にて山村拓也講師が講義を行っている「記述式答案構成力養成答練」をもとに作られています。「答案構成」という解法の特殊性から、講師がホワイトボードに答案構成をしながら、講義が進んでいるかのように構成しています。「序論」と「演習問題編」、「実習問題編」の３部から構成され、「序論」では、司法書士試験における記述式試験の重要性、記述式試験対策に必要な学習法、記述式答案構成とは何かについて解説しています。「演習問題編」及び「実習問題編」は、本試験の出題傾向を分析したうえで、様々なタイプの問題に対処できるように、ともに各４問を収録しています。「演習問題編」では、「答案構成」をどのように行うかを、タイプの異なる問題を通して解説します。そして、「答案構成」の作成方法やスキルを身に付けながら、第４問まで記述式試験問題の解答プロセスを学習していきます。「実習問題編」では、「演習問題編」で身に付けたスキルを確かなものとするために、本試験レベルの問題を使いながら、自分なりの答案構成を行います。