価格: | ¥3850 |
著者: | 牛山積 |
出版社: | 日本評論社 |
発行年月: | 1987年05月 |
ISBN: | 9784535576551 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
公害・環境問題としてなにが重要かを決定するものは、歴史的な状況と問題意識である。本書で取り上げたテーマは、主として公害裁判をとおして提起された、私法的救済にかかわる諸問題であるが、この分野においても、問題史という角度からみると大きな流れを認めることができる。昭和40年代の4大公害裁判の理論的成果と法実践上の経験を継承、発展させながら、その後の公害裁判は、それぞれ個性的な、かつ伝統的法理論からただちに解答を引き出すことができない困難な課題に取り組んできた。それらの課題のいくつかについて法理論的に考察をしたのが、本書に収録した諸論文である。