価格: | ¥1980 |
著者: | 國森康弘 |
出版社: | 農山漁村文化協会 |
発行年月: | 2017年02月22日頃 |
ISBN: | 9784540161629 |
種類: | 絵本 (いのちつぐ「みとりびと」 11) |
在庫状況: | 在庫あり |
東京の郊外に暮らす清子さんは、夫をがんで亡くしてから、自宅で一人住まいをしていましたが、やがて娘さんたちが泊まるようになりました。しかし、娘さん夫婦にとって、仕事や家事をしながら、親を介護することは、かんたんではありませんでした。そばにいたいけど…、もう無理。そう思っていたとき、ホームホスピス「楪」という、病や障がいがあっても、最期までその人らしく暮らせる、「お家」が近くにできたことを知り、やってきました。はじめは、家を追い出されたようにも感じたそうですが、新しいお友だちとなかよくなり、娘さん夫婦とも深く理解し合えるようになっていきました。清子さんが息を引き取るとき、娘さんは、添い寝をしながら看取りました。自宅では介護しきれなかったけど、ここで、母が望むようなときをすごせたそうです。不思議な満足感と幸福感ー。「母とすごした最後の日々は、夢のような時間でした」。