本書はなるべく少ない考え方で多くの会計学の論点を説明することを念頭においているので、基本的な考え方を説明している章、すなわち第１章から第５章までを十分に理解していただくと、その後の学習効果が高まることになる。本文についての学習が終了したら、各章ごとにまとめられている重要用語の一覧を復習し、その用語の内容が言えるようにしていただきたい。本書の内容をマスターしていただければ、財務会計の基礎知識は十分であると考えられ、国家試験受験者は各試験委員の著書の学習に、社会人の方は実務書の学習に進むことが出来るはずである。