ある朝、スザンナはしつこい玄関ブザーの音に眠りを覚まされた。玄関のドアを開けると、そこには憤然とした見知らぬ男の姿。「ニール・アードリーだ」たった一言告げたきり、彼はずかずかと入りこんできて部屋中をなにやら捜し回り始めた。まだ１７歳の妹が、スザンナの弟にそそのかされて駆け落ちしたという。ニールは彼女の弟を金目当ての悪人とあたまから決めつけ、すぐに妹を返さなければ警察に通報するばかりか、弟を失職させてやると脅してきた。この傲慢な人が、弟の勤める会社のオーナーだなんて！突然、不利な状況におかれてしまったスザンナは途方に暮れ…。