登園・登校拒否、さまざまな情緒障害、非行、自殺など、子どもたちをとりまく状況は深刻化している。集団経験をとおして子どもたちの健全な発達をめざす児童グループワークの理解と実践力のアップがいま正に重要な課題となっている。長年の臨床経験の結実として、基本原理、方法、介護福祉との関連を中心に改訂新版となった本書は、今日のニーズにこたえる社会福祉援助技術の指針となろう。