価格:¥6600
著者:松村高夫
出版社:ミネルヴァ書房
発行年月:2005年03月
ISBN:9784623043194
種類:全集・双書 (Minerva西洋史ライブラリ-)
在庫状況:お取り寄せ
タフ・ヴェイル判決(1901年)とは、南ウェールズのタフ・ヴェイル鉄道会社で起きたストにより生じた損害を、合同鉄道従業員組合が会社に支払うように命じた20世紀最初の「弾圧判決」である。本書は、会社、労働組合、裁判所などが残した史料をもとに、そのストライキと裁判の過程をミクロ・ヒストリーとして再現し、同時代のイギリスにおけるソーシャリズムとリベラリズムの対立・相克が個別労働組合に凝縮して現れた、その複雑な諸相を具体的に明らかにする。同時に、労働争議法(1906年)によりタフ・ヴェイル判決が廃止されるまでの鉄道労働組合の運動の過程を、同判決の廃止あるいは受容を求める全国的な労働運動・政治運動と関連させてマクロ・ヒストリーとして辿り、ここでもソーシャリズムとリベラリズムの対立・相克の諸相を明らかにする。
商品画像
この著者の別の本
 
Copyright (C) 2014 Harumeki-Web All Rights Reserved.