価格: | ¥3520 |
著者: | 山上敏子 |
出版社: | 岩崎学術出版社 |
発行年月: | 2003年08月 |
ISBN: | 9784753303069 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
『行動療法2』を出版してから、また六年近くが過ぎた。その間に発表した論文のいくつかを『行動療法3』としてまとめて、出版することになった。行動療法は臨床手段の一つである。臨床の道具、方法である。臨床の場で展開されることがらを把握し、理解し、援助する方法の体系にすぎない。著者は、行動療法はそれらの方法をもって臨床に応じて、役にたつことで、行動療法という治療法になっていく、とずっと主張してきた。そして、方法はそのつど、その臨床ごとに自在に実際の形を変えるものである。本書では、そこのところ、方法としての行動療法、を表現したいと考えて章をわけた。