価格:¥4057
著者:小出浩之
出版社:金剛出版
発行年月:1990年04月01日頃
ISBN:9784772403344
種類:単行本
在庫状況:
ラカン理論の難解さは定評があるが、分裂病を研究する著者が現象学からラカンへと移った経緯が、『エクリ』の読み方を中心に、「序論」で興味深く紹介されている。著者によれば、分裂病の構造は現行の家族理論では明らかにしえないという。その基本障害をラカンの「排除」の理論が説明するとする見解が、境界例の「不安」のラカン的解釈とあわせて、「理論編」で述べられる。ラカン理論の骨子がわかりやすく説かれ、分裂病の臨床と精神病理に関心がある医師に、ラカンを摂取する筋道を示してくれる、恰好の入門書である。
商品画像
この著者の別の本
 
Copyright (C) 2014 Harumeki-Web All Rights Reserved.