価格: | ¥2640 |
著者: | 大野裕(精神科医) |
出版社: | 金剛出版 |
発行年月: | 2014年09月 |
ISBN: | 9784772413862 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | 在庫あり |
精神科診断は、DSMというマニュアルに頼るのではなく「症状をじっくりと観察する」ことが第一である。当たり前のことだが、それが忘れ去られようとしている。「病名を付ければよい、そして、それに基づいて薬を処方すればよい」という風潮が強まったのは、DSM=3が導入されてからだ。と批判的に言う人がいるが、著者はそうではない、と考える。そこには現代精神医学が抱える問題がある。DSM-3が「必要」になった背景とその後の展開、そして、DSM-5の作成をめぐっての「批判」を紹介しながら、著者の精神医療論を語る。