日本経済が成熟期に入り、今後はかつてのような急激な経済成長は期待できないとしても、日本のＧＮＰが５００兆円であることを考えれば、毎年少なくとも８兆円近くの規模で市場は拡大していくことになる。産業は生きつづけているのであり、廃業の企業数に近い数の開業企業がある。しかも、今や企業を評価するうえで、規模はそれほど重要でない。どうせ働くのであれば、自分の力を伸びる企業で試してみてはどうだろう。大企業では個人の能力は埋もれてしまうかもしれないが、ほどほどの組織の企業であれば個人の影響力も大きい。常に盛衰の動向を見極めることが、これからのビジネスマンには今まで以上に求められているのだ。