価格:¥1335
著者:河井智康
出版社:ゆびさし
発行年月:1988年11月
ISBN:9784795808720
種類:単行本
在庫状況:
毎日毎日、山のように水揚げされる魚を「猫またぎ」と呼ぶ。魚好きの猫もうんざりしてまたいで通るという意味である。今、日本中の猫がまたいで通るのはイワシだ。ところがこのイワシも今から約20年前には、1万トンもとれず、「幻の魚」とまでいわれた。銀座の“いわしや”という料理屋ではまさに高級魚扱いであった。それではその頃、海の中は魚が少なく過疎状態であったろうか。そうではない。その頃の「猫またぎ」がサンマであり、アジだっただけの話である。さらにその後「猫またぎ」はサバに移り、イワシへとバトンタッチしたのである。ということは、またいつの日が再びイワシが「幻の魚」へと変身することを意味しよう。はたして「イワシと逢えなくなる日」はいつか?
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