会社には、ビジョンがあります。また、現状をビジョンに近づけるための経営計画もあります。しかし、厳しい経営環境の中では、なかなかビジョンに近づけず、経営計画も下方修正を強いられがちです。なんとかしなければなりません。効果的な対策を講じて、会社を「あるべき姿」に確実に近づけていくためのアクションを起こさなければなりません。では、どういうアクションを起こせばよいか。著者は、長年のビジネス経験の中で「ビジネス・デザイン法」（略称ＢＤ法）という独特の手法を編み出し、実践してきました。ここでいう“デザイン”は「入念に計画を立てる」という意味です。「あるべき姿」を描き、会社の現状とのギャップをみすえ、考えられるあらゆる手段を発想し、実行して、会社を「あるべき姿」に改革していく-これがＢＤ法の真髄です。本書の中では、ＢＤ法のエッセンスを説明しています。