価格: | ¥3300 |
著者: | 斎藤祥男 |
出版社: | 青月社 |
発行年月: | 1988年09月 |
ISBN: | 9784810910674 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
坪井芳治は幼くして当時京都帝国大学(初代)医科大学長であった父・坪井次郎を失い、経済的には苦しい中に京都帝国大学医学部を卒業、慶応大学医学部小児科医局唐沢研究室を経て、上海篠崎病院に赴任したため、医学の研究者として名を残していない。けれども、開業医師としての業績と人間性については、決して人後に落ちるものではなかったようである。本書は私家蔵版として坪井芳治について記述することを目的としているけれども、医史学の研究者により発表された坪井信道以後の為春、次郎、芳治の生きた時代相を回想しつつ、史実をもとに系譜として纒めたものである。