| 価格: | ¥6270 |
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| 著者: | 寺田 匡宏/ダニエル・ナイルズ |
| 出版社: | 京都大学学術出版会 |
| 発行年月: | 2021年04月05日頃 |
| ISBN: | 9784814003174 |
| 種類: | 全集・双書 (環境人間学と地域) |
| 在庫状況: | 在庫あり |
20世紀後半からの環境破壊・変動の大加速、そして露わになってきた「地球の限界」。人新世という新たなメタファーは、人類の優位だけでなく危機を示している。研究者たちは、破壊でも後退でもない新時代を乗り越える新たな道をアジアに探し求めた。西洋の刻印を相対化し、「人新世」を問い直す。
はじめに
序章 人新世(アンソロポシーン)をどう考えるか
ーー環境をめぐる超長期的時間概念の出現とグローバルな地球システム科学ネットワークの展開
[寺田匡宏、ダニエル・ナイルズ]
コラム1[フォーカス]人新世をめぐる六つの問い
第一部 人新世(アンソロポシーン)による地球と地域の塑型ーーレジーム/ガバナンス
第1章 人新世における複数発展径路ーーモンスーン・アジアの資源と生存基盤をめぐって
[杉原薫]
第2章 デジタル・コントロールと地球のエコシステムーー東アジア発・人新世的ガバナンスは可能か
[ステファン・グルンバッハ]
第3章 人新世と物質的解釈学ーータイ大洪水に組み込まれた政治
[ソーラット・ホンラダロン]
第二部 人新世における感性/経験
第4章 炭焼きの森ーーエコロジー、美学、人新世
[ダニエル・ナイルズ]
第5章 まずは火山を愛することーー日本における地質学的親近感の形成
[エミリー・セキネ]
第6章 「地」性の復権ーー日本における自然農法の哲学と実践
[オギュスタン・ベルク]
コラム2[ダイアローグ]ものの秩序ーーテクノスフェアとアジアの感性
[ダニエル・ナイルズ/サンデル・ファン・デア・ルー]
第三部 歴史言説としての人新世
第7章 炭素の森と紛争の河ーー南アジアの歴史叙述から見た人新世
[ロハン・デスーザ]
第8章 人新世と「フォース(力)」--歴史における自然、人為、「なる」の原理とその相克
[寺田匡宏]
コラム3[ヴォイス]だれの?--アフリカからの問い/一つの詩
[クラパトン・チャカネツァ・マブフンガ]
第四部 知識システムへの問いとしての人新世
第9章 科学のグローバル・ヒストリーから見る人新世
[マティアス・シェメル]
第10章 知の共通基盤に向かってーー「人新世カリキュラム」という実験
[クリストフ・ロゾル]
初出一覧
索引
英文要旨、英文著者紹介
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