価格: | ¥2860 |
著者: | 坂内 徳明 |
出版社: | 京都大学学術出版会 |
発行年月: | 2023年02月21日頃 |
ISBN: | 9784814004577 |
種類: | 全集・双書 (学術選書 108) |
在庫状況: | 在庫あり |
ロマノフ朝ロシア帝国、4人目の皇帝アンナの治世は暗黒時代とも見なされているが、イタリアから劇団や音楽家などを招聘するなど、西洋文化を積極的に摂取したのもこの時代である。時代の息吹を教えるのは、新都サンクト・ペテルブルクの建設とともに、印刷・文字文化の媒体として発達したロシア特有の版画ルボークであった。本書は宗教物語、外国のニュースや風俗、風刺、日常生活など、世俗的で多岐にわたる題材を扱うルボークを紹介しながら、民衆の娯楽と啓蒙の世界を伝える。