価格: | ¥1431 |
著者: | 杉本健郎 |
出版社: | 波書房 |
発行年月: | 1986年03月 |
ISBN: | 9784816411960 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
医師杉本健郎の長男剛亮は、交通事故で病院にかつぎ込まれ、「脳死」の宣告を受けた。数週間後には、小学校の入学式を控えていた。この時から、杉本一家は苦悩のドン底に追いやられた。医師杉本健郎はこれまで、自分の意思で治療行為を中断することはなかった。人工呼吸器を外すことを拒否、治療の続行を願ったー。本書は、長男剛亮の「脳死」をめぐって、父健郎、母裕好、姉千尋の3人が自らの心の葛藤と愛の軌跡を綴った記録である。「脳死」に対する日本の医療体制の在り方にも問題を投げかけている。