価格: | ¥1540 |
著者: | 浦城晋一 |
出版社: | 日本経済評論社 |
発行年月: | 1986年10月 |
ISBN: | 9784818801134 |
種類: | 全集・双書 (〈食〉の昭和史) |
在庫状況: | |
米は日本人の生命であった。日本の風土が米をつくり、米が日本の風土をつくった。それが、社会経済の精神的基礎となり、村落、家、さらには個々人の思想や行動までも形成してきたのだった。白い飯を腹いっぱい食べたい!その夢が実現したのは、わずか30年前である。それなのになぜ、われわれは米を虐待し、米を捨てさえしようとするのか。米とは何か、米を食べるとは何なのか。米の悲しい社会性を昭和のなかで考える。