南伊織、２４歳。仕事熱心な若き消防士長は幼なじみの歯科医・北白川峰丈を幼稚園の頃、「女みたい」と揶揄かったのがきっかけで、延々とつきまとわれ復讐される羽目に陥った。復讐だと騒ぎながらなぜか伊織に尽くしつづける不可解な峰丈に、怒りと呆れとよくわからない疲労を感じる伊織だが、転機はある日突然訪れる。仕事帰りに捻挫をした伊織は峰丈のクリニックに拉致入院させられてしまったのだ。復讐だといいながら伊織を搦め捕る峰丈に溺れてしまうのだが…。