価格:¥7150
著者:小林 惇道
出版社:法藏館
発行年月:2022年10月07日頃
ISBN:9784831855688
種類:単行本
在庫状況:在庫あり
近代最初の対外戦争である日清・日露戦争。公権力による庇護を失い、存立基盤が揺るがされた仏教教団にとって、それらの戦争は、国家との関係性を再構築する好機として映っていた。そして仏教教団は、国家的な役割を担うべく積極的に「戦時事業」を推進していくー。真言宗・浄土宗教団による「戦時事業」を主題に、両教団が祈祷や追弔という前近代から続く宗教的伝統を活用しつつ事業を展開していくさまを描き、さらにその展開過程から、前近代とは異なる「近代仏教教団」の様相を浮き彫りにする。維新期の宗教政策から一段と大きな影響を蒙り、そこからの回復を目指した2つの教団に着目し、日本の仏教教団にとって「近代化」とは何であったのかを、いま改めて問い直す。
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