ある日突然、ヴィッキーはマスコミの取材攻勢にまきこまれている。ハリウッドの大スター、ミラー・オズボーンの恋人として。だがそのうち、ミラーの正体はとんでもないプレイボーイで、自分はただ宣伝のために利用されているだけだと気がついた。ヴィッキーは従姉スーザンを頼って、フィレンツェに逃れる。従姉は結婚して幸せに暮らしているのだが、家主のリコ・サルヴァトーレに言い寄られて困っているようすだ。ヴィッキーにはすぐわかった。リコはミラーと同じタイプの男だ。わたしはもう、プレイボーイとかかわりあいになるのはごめんだわ。ミラーだって、いつまた追いかけてくるかもしれないのに。