価格: | ¥1980 |
著者: | 神名 龍子 |
出版社: | ポット出版プラス |
発行年月: | 2022年01月18日頃 |
ISBN: | 9784866420196 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | 在庫あり |
差別と偏見について。
性別について。
性的少数者と社会の関わりについて。
近代社会原理の再確認をしながら、1990年代初頭に日本初のトランス系ネットコミュニティ「EON」を創立し、2003年「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」成立に携わった経験から、マジョリティとマイノリティが「対立」ではなく「和解」へと進むことを考察する。
はじめに 私はなぜ性を哲学するようになったのか
第1章 差別について
1. 差別とはなにか
2. 偏見とはなにか
3. 嫌悪とはなにか
4. 性的少数者はなぜ後ろめたいのか
第2章 性別について
1. 原型としての「男女」
2. 性的少数者における性別
3. 性別の変更について
第3章 近代社会原理の再確認
1. 近代社会思想の始まり
2. 自由と平等について
3. 民主主義について
第4章 性的少数者と社会
1. 特例法はいかに実現したか
2. 性差否定としてのジェンダーフリー
3. 政治的党派と性的少数者
4. 同性婚について
第5章 「対立の時代」から「和解の時代」へ
1. 実存と社会
2. 自分が変わる、世界が変わる
3. 温故創新 -新しい問題への対処
あとがき