価格: | ¥1980 |
著者: | 井上浩一 |
出版社: | 京都大学学術出版会 |
発行年月: | 2009年06月 |
ISBN: | 9784876988433 |
種類: | 全集・双書 (学術選書) |
在庫状況: | |
ビザンツ帝国は、「文明の十字路」コンスタンティノープルを帝都に、約千年にわたる長いあいだに徐々に独自の文明を形成してきた。専制皇帝の絶大な権力、宦官の活躍で整備された官僚制、戦いに明け暮れながらも必要悪としか考えない戦争観ーここには、古代ギリシア・ローマの都市文明を継承しつつも、明らかに異なった文明への変容がみられる。この過程を、社会構造と人間類型の転換として描く。