価格: | ¥2750 |
著者: | 大濱 徹也 |
出版社: | 同成社 |
発行年月: | 2019年12月08日頃 |
ISBN: | 9784886218346 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | 在庫あり |
明治維新後に再上陸したキリスト教は、16世紀に渡来したキリシタンとは違い「文明の宗教」として近代日本に多大な影響を及ぼした。キリスト教は明治の為政者の眼には欧米社会のバックボーンをなすものと映じ、やがては天皇を神に祭り上げる策謀を生む発火点となって皇室典範の形成に影を落した。また、民衆にあっては北海道開拓を支える力ともなった。近代日本に伝えられたキリスト教とは何なのか。急逝した著者の絶作。この課題に向き合うべく明治期日本のキリスト教の相貌を検証し、日本の近代とはいかなる世界かに迫る。