価格: | ¥2420 |
著者: | 星野純子 |
出版社: | 鳥影社 |
発行年月: | 2005年01月 |
ISBN: | 9784886298812 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | お取り寄せ |
ゲーテは女性になりかわって、その内面を代弁したり、女性を素晴らしい存在だと見なしていたわけではない。自分を語るための器として用いたにすぎない。それは空であるほどたくさん盛ることができる。器である女性が自ら語り出したり、自己主張することはゲーテにとって望ましくなかった。女性の視点からゲーテを読み直す。また18世紀から19世紀の女性小説を丹念に読み、男性社会規範の中でもがいた彼女たちの姿をうかびあがらせる。