たった800ドルの資金で始めた一インディ・レーベルが、いかにして、年商4000万ドルを越える全米一のブラック・レーベルになったか。一体彼は何をして、何をしなかったのか。類まれなクリエイティヴの才能と、ビジネスの才能の両者を持ちあわせたベリー・ゴーディーは、その相反する両者のバランスをどのようにとったか。彼の商売の哲学は。その価値観とは。その基本的な考え方とは。見事なアメリカン・ドリームの体現者である彼が、失敗から学んだ教訓とは。一語一語に現代にも通じる強烈かつクリアなメッセージが込められる。そして、ビジネスとロマンス。それは、彼にとって、まさにコインの裏と表だった。彼のエネルギッシュな活動の源は。あらゆる成功の美酒に酔いたい人々への提言。その答のすべてがこの一冊の中にーモータウンに賭けたアメリカン・ドリームのすべて。