価格: | ¥691 |
著者: | 南原幹雄 |
出版社: | 角川書店 |
発行年月: | 1997年02月 |
ISBN: | 9784041633298 |
種類: | 文庫 (角川文庫) |
在庫状況: | |
太閤秀吉が薨じると徳川家康が上杉景勝に兵を向けた。景勝の執政・直江兼続は奥州白河で徳川の会津討伐軍を待ち受けるが、西で石田三成が挙兵したため、徳川軍は突如大旋回。追撃すれば勝てると直江は確信する。だが、「わが軍法に退却する敵をおそう作戦はない」という景勝の決断に服するほかなかった。天下の覇権は家康に帰し、上杉の処分が下った。米沢三十万石への大減封。急な転封による困難の連続のなか、直江は他日を期す。敗軍の将・直江の胸中に秘められた策略とはなにかー。雄渾の大型歴史小説。