価格: | ¥880 |
著者: | 中里融司 |
出版社: | Gakken |
発行年月: | 2002年09月 |
ISBN: | 9784054017771 |
種類: | 新書 (歴史群像新書) |
在庫状況: | |
天正3年、勇名高き信玄公の跡を継いだ武田勝頼は、設楽ヶ原の合戦において織田信長の鉄砲隊の前に脆くも敗れ去った。武田軍団の威名は地に落ち、勝頼を取り巻く環境は日増しに厳しいものとなっていく。そして、天正10年2月、次々と諸国を降して天下へ王手を掛けた信長が、ついに甲斐侵攻を開始する。木曽義昌を筆頭に、相次いで臣下が離反し、窮地に追いつめられる武田勝頼。そのとき、迫り来る織田の大軍勢の前に立ちふさがったのは、知将・真田昌幸であった。新府城の放棄を宣言する勝頼に、昌幸は岩櫃城へ入り、当地での篭城戦を献策する。果たして勝頼が取った道は?信長の天下を阻み、武田家を復興させるべく、真田六連銭の旗が神州の蒼天に舞う。