価格: | ¥1980 |
著者: | 古田 徹也 |
出版社: | 講談社 |
発行年月: | 2018年04月10日頃 |
ISBN: | 9784062586764 |
種類: | 全集・双書 (講談社選書メチエ) |
在庫状況: | 在庫あり |
言葉が表情を失うことがある。たとえば、「今」という字をじっと見つめ続けていると、文字がたんなる線の寄せ集めに見えてくる。「ゲシュタルト崩壊」といわれる現象だ。本書は、中島敦とホーフマンスタールの二編の小説からはじまる。いずれも「ゲシュタルト崩壊」を扱った作品だ。そのうえで、ウィトゲンシュタインの言語論を検証し、カール・クラウスの言語論を考える。「生きた言葉」「魂ある言葉」を考える清新な哲学ー。