価格: | ¥1388 |
著者: | 小松重男 |
出版社: | 新潮社 |
発行年月: | 1994年03月25日頃 |
ISBN: | 9784103496069 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
ついにその存在と役割が初めて明らかになりはじめる桜田御用屋敷の物語-。そこに生活する人びとと十一代将軍家斉との交流を描く表題作。家斉の命をうけて蝦夷へ膃肭臍を求めに行った真五郎は羆に襲われて食い殺されたというが…、それは将軍自らが列強の間者たちに仕掛けた策略だった。「荒淫将軍」と称され、房事にひたりきっていたかに見かる家斉の名君たる所似を物語る「曲者」「晦まし文」のほか、初代新潟奉行となった川村修就の在勤時代の能吏ぶりと人間の面白さをエピソードとする「のどぐろ」「大砲奉行」「弥彦代参」計六篇を収録。