価格: | ¥836 |
著者: | 川田稔 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 1998年10月25日頃 |
ISBN: | 9784121014450 |
種類: | 新書 (中公新書) |
在庫状況: | |
第一次大戦勃発後、山県有朋を頂点に戴く藩閥官僚政府は、日露の提携によって米英に拮抗しながら大陸での勢力拡大を狙うが、ロシア革命によってその戦略は挫折する。そこで、政治の実権は、対米英協調を唱える原敬に委ねられ、ここに日本初の本格的な政党内閣が誕生した。本書は、日本の政治が、元老指導から議会主導に移行していく時期の潮流を、原と山県の国家構想とそれに基づく対外・対内政治行動から検証するものである。