価格: | ¥942 |
著者: | 柘植久慶 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 2000年02月25日頃 |
ISBN: | 9784125006291 |
種類: | 新書 (C・novels) |
在庫状況: | |
エルバ島から脱出し帝位に復活したナポレオンだが、早くもベルギー方面にはウエリントン卿のイギリス軍とフォン=ブリュッヒャー元帥のプロイセン軍が出撃していた。しかし、フランス軍の20万を大きく上回る70万の兵力を有する連合軍は、決して一枚岩ではなかった。ポワソンシャー中将こと御厨太郎は、リニー、カトル=ブラの前哨戦でプロイセン軍を、ワーテルローではイギリス軍を各個撃破するというシナリオを描き、諜報戦・陽動作戦を展開する。同時に、史実では重大なミスを犯すナポレオンの末弟ジェローム、石頭のグルーシーら“獅子身中の虫”の動きも警戒しなくてはならなかった。1815年6月、いよいよ運命の秋。