知的障害の子どもたちの教育は、為すことによって学（まね）ぶ教育といわれてきた。どのような活動をどのように行うのか、教師は示範によって伝える。子どもたちが主体的な行動を学（まね）びとる示範を行えるようになるためには、教師は「やってみせる」ことに熟練した授業者になることが望まれているのだ。本書は、子どもの学（まね）びを促すための示範のアイデアを特別支援教育の視点から紹介している。