寝食を忘れ、自分の生活もかえりみず、少年のように目をキラキラ輝かせながらレースに臨む男達。彼らをそこまで一途にさせたものは何なのか…。ホンダという会社のためなのか、それともフレディ・スペンサーというひとりのライダーのためか、それとも自分自身のためか…。彼らをそこまで惹きつけるものは一体何なのだろう…。１９８３年世界グランプリ、スペンサーＶＳ．ロバーツのあの世紀の死闘を生み出した男たちの「いつか勝てる」という、入交昭一郎の言葉をスローガンに闘った男たちの、２０９４日を徹底ドキュメント。